塾の必要性と選び方
後述するマカロニの勉強量を知れば、「これだけ勉強してるから塾は不必要では?」と思われるかもしれません。
かなり自慢になりますが(自慢させて下さい!)
小3から無料テストも含め、有名どころの塾のテストを多数受けさせましたが、塾の勧誘を受けた事はありません。
成績がいいからだと思います。安易に引き受けて、もし成績が下がってしまったら塾側も面子が立ちませんからね。
それでも私はマカロニには絶対塾が必要だと感じました。それは後ほど説明します。
突然ですが、ここで適性検査もどきな問題を出します。
問題
志望校の合格者数、A塾では100人、B塾では50人出している。
もしあなたがA塾とB塾、どちらかを選ぶ場合、どのような資料を集め、その内容からどのように判断して決めますか?
ただし、A塾、B塾共に受検者数は公表していません。
マカロニ解答
A塾とB塾それぞれの教室数を調べて、その数で合格者数を割り、1教室あたりの合格者数を調べる。
同時にA塾とB塾のそれぞれの講師の人数を調べ、同様に講師1人あたり何人の合格者を出したのか調べる。
当然多い方の塾に行くよ。
そんなところでしょうか。
こういった問題は数字だけを分析し解答を出す事に完全な正解はありません。
自分が納得すればいいだけの事です。
しかし数字分析だけで選んでしまうのは、ナンセンスです。
話を元に戻します。
何故塾が必要なのか。
これも子供1人1人で違うと思います。
マカロニの場合、ズバリ、ライバル達が見える環境に立たせる事が狙いでした。
ライバルを常に感じていられるか否か、これはモチュベーションの維持に関わります。
マカロニは自宅学習が完璧だったため、勉強はできる方でした。
こういう子には少人数の手取り足とり教えてくれる塾より、大人数でその中にマカロニの高い鼻をへし折ってくれるようなレベルの
高い子が集まりやすい塾に通わせる必要がありました。
これはどの子にも言えることだと思いますが、絶対我が子より低い学力の子達が集まる塾ではダメです。
我が子よりちょっとレベルが高いかな、くらいがちょうどいい。
実際、マカロニが塾に通い始めてからは
「○○くんはすごい!!ルービックキューブをやった事がないのに“やってみて”ってお願いしたら“できるかな…”って言って数秒
見た後に完成したんだよ!!」
「休み時間は皆で家から持ってきたパズル問題を出し合うの。」
「今は難しい読めない漢字が流行ってるの。」
「友達同士で小説書いてる。見せあいっこしてるよ。」
これらは生徒たち自らが休み時間に自主的にしているのです。
勉強好きな子たちが集まると、もっともっと勉強が好きになる。勉強が苦でなくなる。
マカロニが通っていた小学校では絶対起こり得ない現象でした。
そして数ヵ月後にマカロニが口にした言葉は
「あの子たちと一緒の学校に行きたい。」
私の狙いは、まさにそこ。
その後のマカロニの勉強に拍車がかかったのは紛れもない事実。
じゃあ、どうやってその塾を見つけたのか。
これはもう足を運ぶ以外にないでしょう。
説明会に行く、テストを受ける。何回も通えばその塾の生徒さんがどのくらいのレベル、又は合格者がどのくらいの位置について
いるかの予想はつきます。
私は小3から説明会には足を運びました。
何回も足を運んでいると、それぞれの塾で入試の適性検査T〜Vまでの最高点や平均点を教えてくれる時があります。
するとどちらの塾へ行かせるか選択しやすくなりますね。
ちなみにマカロニの通塾は小5から始めました。
小5も小6も1週間に1日だけ。都立向けの塾のみです。私立向けの塾には通わせていません。
何が必要で我が子に塾通いをさせるのか。
まずはそこを細かく突き詰め、その条件を満たしてくれる塾に通わせる。
皆と同じように塾を選んでいたのでは、皆と同じレベルにしかなりません。
自分を納得させるだけの塾選びの動機を見つける事が大事です。